年始は『エンディングノート』の活用がお薦め!!

今日は、令和初の元旦、新しい1年が始まりましたね。みなさまにとって、充実した一年となりますように!!(願)

 みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 今日は、年初めということですし、今回は、以下、すこしだけ、
エンディングノート』作成のすすめ、活用方法について書かせていただきたいとおもいます。

エンディングノート

 日本人の寿命は、男性が約81歳・女性が約87歳。
一般的に考えると、65歳で仕事を引退されて平均寿命まで、男性で15年・女性で21年のリタイア後のライフプランニングは最低限必要ということになります。

これからは『人生100年時代』ですから、本当はもっと先までのライフプランも視野にいれてはおくべきかもしれませんね。

また、少子高齢・非婚化が進む中、長く生きるということは、介護が必要な状態や、認知症発症で後見人等が必要な状態になる可能性が増えるのに、介護や後見等をいくらで誰に任せられるのかという不安も出てくるということです。

このような背景を受け、シニア世代では、自分の臨終や死後に関する準備をする『終活』に関心が集まり、そのツールとして『エンディングノート』も注目され、書店等でも1コーナーできるほど様々な種類の『エンディングノート』が発行されています。また、市町村などによっては、無料で配布するようなものもありますし、インターネット検索すれば無料ダウンロードできるようなものも沢山でてきています。
(ちなみに、So-kenでも、無料で体験版エンディングノートをもらうことができます。)

エンディングノート』とは、一般的には「もしもの時のために、自分の人生のエンディング(終末期)について、自分自身の希望や情報を書留めとおくノートだと位置づけられています。
なので、自分のために書くものというよりは、自分にもしものことがあった時に、家族(遺族)が困らないように、自分に関する日常生活に必要な情報や自分の終末期の過し方や最期に関する希望を書き遺すことが主目的と考えられているため、「お迎えが来るのが近くなってきたな」と感じる年齢になってから書く、「備忘録」兼「最後の要望書」のようなイメージをもたれている方が主流のようです。

しかし、私がご提案させていただきたい『エンディングノート』作成の主目的は別のところにあります。

 それは、人間も生物である以上必ず「死」は100%、長寿を全うされる方もいれば、不遇な事件事故や病いによって突然の死が訪れる方もいるのが現実。
だからこそ、そのいつ訪れるか確定できない最期の時であっても、それまでの人生をより自分らしく快適にできうるかぎり心残りなく生き抜いていただきたい。
そして、周囲の人にも、是非その生き方を理解して協力してもらってほしい。

そのためにも、節目・節目で自分自身の過去・現在を確認・整理し、自分らしく楽しく笑顔で最期の時まで生き抜く選択ができているか『人生の棚卸作業』をしたり、これからの『人生計画』を書込むためにエンディングノートを活用してほしい。
というものです。

 また、大切にされてきた家族や友人・知人の方々にも自分の選択した生き方へのおもいやエンディングにむけての願い、そして感謝などを伝えるメッセージノートとして、日常の中で『エンディングノート』を活用してほしいとも考えています。

よって、『エンディングノート』という名前から、かなりご年配の方が書くものとの固定観念があるかもしれませんが、成人された方なら、誰でもなんどでも書いてほしいと私は思っています。

人生の節目・節目で、自分自身のおもいとむかいあうことで、つぎのステージの方向性や覚悟が決まり、さらなる活躍や幸せづくりへと一役かってくれることでしょう。

また、遺言書とは異なり、『エンディングノート』生前から活用するノートです。
ご夫婦・親子・二世代三世代家族みんなで取り組んでいただくコミュニケーションツール、絆ツールとしても有意義な使い方が可能ですので、ぜひ家族や親族が集まる機会の多い、また、節目として気持を整理しやすいこの年初めの時期に、家族行事のひとつとして体験してみてください。

そして、書いてみて、また家族で話し合ってみて、わからない事・ご心配事などでてきましたら、ぜひお気軽にご相談くださいね。

 ご希望があれば、So-ken主催のラストハウスで『エンディングノート』書き方講座なども企画させていただきたいとおもいますので、こちらもお気軽にお声掛けくださいね。

では、今回はここまでということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

次号以降また、皆様からの「相続」「終活」に関する質問等に具体的にお答えしていきたいとおもいます。これからも色々なかたちで皆様のお役にたてれば幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。

筆者「るみchan先生」こと岩井留美

 

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