カラテチョップ!大リーグボール!スペシウム光線!ひかえおろう!!
ニシグチ少年は、子どものころから何事も
縦・横・斜めから観察するのが大好きででした。
おばあちゃんは、「カズノリは賢い子や!」と言ってくれていたそうですが、
ほとんどのオトナは、「ひねくれた子や」「へりくつの多い子や」と言っていたそうです。
●小学校時代 :おいっ、力道山! 最初から空手チョップ出さんかい。
●中学校時代Ⅰ:星飛雄馬よ 一流のピッチャーはまずランナーを出さんことやろ。
なんで満塁になってしまうん。最初から大リーグボールで行け。
星一徹よ。伴 宙太よ。ちゃんと教えたれや。
●中学校時代Ⅱ:ウルトラマン君、怪獣が大暴れする前にスペシウム光線でやっつけて
しまえよ。
はっきり言うけど、毎週毎週ぎょうさんビル壊して経済損失は莫大やぞ。
国会議事堂まで壊してしもて、どんだけ税金いるかわかってるんか。
●高校時代 :助さんよ、格さんよ、弥七さんよ、最初から印籠出しいや。
あんたら強いん自慢したいだけちゃう?
黄門さん、ちゃんと教育せな。
悪人といえども大怪我させたらあかんがな。人命尊重やで。
あれだけの数の悪人裁いてたらひょっとして
長寿番組だけに、1回ぐらいえん罪事件あったんと違うやろか。
40年後のニシグチ少年は、息子や娘に言われています。
「お父さんの話、いつも長いわ。くどいわ。しつこいわ。
ちゃっちゃと結論だけ先に、言うたらええのに、、、」
今のニシグチは、ぜんぜんひねくれていません。
だれか、昔話で一緒に酒でも飲みませんか。