『いちご白書をもう一度』

『いちご白書をもう一度』

♪就職が決まって
 髪を切ってきた時
 もう若くないさと
君に言い訳したね♪



ご存じ、ユーミン作詞作曲の名曲です。http://www.youtube.com/watch?v=T4RKmZz6_y4



バンバンがシングルリリースしたのは、1975年です。



ニシグチは23才。
ちょうど卒業して大人社会の第1歩。



その少し前まで、当たり前のように長髪だった。
(ニシグチはこう見えても、どう見えてるか知りませんが
 その髪型で結構もてたんや。ウソちゃうて!)



ニシグチもまわりの同世代もこの歌詞に感動したものである。



さて30年以上たった今、
この曲に感動したはずの世代が
この国の「常識」なるものを作っている。



結果、
スノーボードの国母は、けしからん。
 ああいうのが、日本代表で税金を使って
 オリンピックに行くのは、許せない。
 日本の恥だ」
ちまたの茶飲み会話では、概ねこんな声の嵐だ。



テレビのコメンテーターなる人たちも、
ほとんどの同じ文脈で総攻撃だ。



「ちょっと待てい!」



35年前、
「髪を切ってオトナ社会に迎合したくない
 でもやっぱり切らねば会社に行けない」
こんなジレンマに悩んだあのころの感性、
          どこへ行ってしもたんや!



「国母のファンになろう」って言ってるんではないんです。
ニシグチもうち(NPO)のイメージキャラクターを
スポーツ選手から選ぶんだったら
ハンカチ王子 斎藤君」か「ハニカミ王子 石川プロ」ですけれども、、、。



一見受け入れがたい格好や態度の若者でも
彼らを信じてもっと余裕をもって、
暖かく見守ってあげませんか。



ニシグチの個人的な印象ですが、
国母君 じっくりつき合ったら
きっと「いいやつ」だと思います。



久し振りにこの種のテーマを文字にしました。
まだまだあのころの「青さ」を失っていない自分の事、
なかなかチャーミングで大好きです。



今号は、多くの違った意見が聞こえてきそうですね。
皆さんの反論を歓迎します。



『子を持って知る親心
 子を持って忘れる子の心』