<腹を立てない方法>

【ええことばやなあ】

新しいことを
  始めるのは怖くない
 怖いのは、
  新しいことを始めなくなることだ
           (マイケル・ジョーダン


【ニシグチのそれなり考】

<腹を立てない方法>


ニシグチ、密かに自慢していることがあります。



あることを、15年ほど前に発見して、
それを元に研究を重ねて、訓練して、
「腹を立てない達人」になりました。



「もったいぶらないで、
早よ言わんかい!」



わかりました。
始めます。



ニシグチ、
昔から喫茶店が大好きです。



今も、行きつけの喫茶店でこの原稿書いてます。



茶店は、大好きなんですが、
不愉快な思いをすることも
かつては、よくありました。



出先でふと入った喫茶店
ウエイトレスさんの態度が悪かったりした時です。




茶店に限らず、
他の飲食店や諸々の小売店で、
特に若い店員さんの言葉使いや態度が悪く、
腹が立つことってみんな経験していると思います。



「不愉快な思い」って、
いわゆる「不幸」なんですよね。



コーヒーの味はともかく、
こちらとしては、金を払って
不幸を受け取ってるんです。



こんな理不尽なことは、
ありません。



本当に割に合わない、
体験をさせられたことに
なるんです。



と言ってみたところで、
普通に日常生活をしていれば、
否応なしに一定の割合で
経験しなければならないのが現実です。



冷静に
まわりの人間観察をしていると、
「腹をたてる」と言う不幸に襲われるのは、
歳を重ねるほど多くなるようです。



こんな不幸を一生引きずるのは、
ニシグチの流儀に合いません。



早速、
解決方法を考え始めました。
先ず思ったのは、
「そうだ!この態度の悪い店員さんも
  きっといいところがあるんだ」
そう自分に言い聞かせよう。
ってことです。


ある本に書いてました。
「欠点を見ないで、いいところに目を向けよう」



これだと思い、しばらく試しました。



結果は、ダメでした。



どう自分に言い聞かせても、
目の前にいる態度の悪い店員のいいところが
見えてこないし、想像もできません。
逆に、そう思えない自分にまで嫌悪感を抱き、
ダブルの不幸に見舞われそうです。



「態度が悪い店員だ!」
そう思ったままでどうにかならないものか、、、
考え抜いた結果、
ついにニシグチ見つけました。



その店員さんの家族、
とりわけ親御さんの気持ちに
思いを馳せるようにしたんです。



ニシグチも含めて、
世の親ってのは、
こどもが職場やバイト先で
きちんと仕事が出来ているのか、
心配でならんのです。



仲間やお客さんに
「可愛がられてるやろか」
「迷惑かけてへんやろか」
そんなことが心配で心配でしょうがないんです。



特に無愛想なこどもほど、
心配でならんのです。



目前の店員さんの態度が悪ければ悪い程、
親御さんは、心配でしょうがないんやろなあ〜
って思いをめぐらせるんです。


こんな想像力を働かせていたら、
本人に対して思っていた不快感が
みるみる消えてくるではないですか。



しかも、そんな見方をずっと続けていたら、
不思議と無愛想な店員も
可愛く見えてきたりします。



そして、応用もできるんです。
(電車内で足を投げ出したりする
 若者に出くわしたりした時など)



長々と書いてきましたが、
ぜひともお試し下さいませ。
少しの訓練で必ずできます。



もう一度言います。
「ムカッとさせるその人だって、
 誰かに愛されているんです」



この考え方、こちら側の人生が絶対に「得」だと確信します。