還暦

最近、ふと気づくことがある。



若いころ、「だから年寄りは、いややなあ」と思っていたことが、
今、それを演じている自分を発見することです。



息子や若い人に昔話をしているつもりが、
後で冷静に振り返ったとき
「俺さっき、自慢話してただけやぞっ!」
ドキッとしてしまうのです。


「自覚できていることが、俺のエライとこや」
なんてついこないだまで、
へんな自慢してごまかしていました。



が、このごろしゃれにならないくらいの頻度で
「お年寄り」がニシグチの態度、言動に出没しよるんです。



冷静に考えたら、それもそのはず
ニシグチ、今年還暦なんです。



一昔前なら、
「定年」「引退」ってことで
のんびり隠居生活となるんでしょうが、
NPO活動もまだまだ志半ばです。



もう、
ひとふんばりもふたふんばりも
したいと思っています。



そこで、
「現役こだわり−シニア十五か条 ニシグチ版」を制定しました。



一、過去の実績を語るな(自慢話したいときは、せめて1回だけに)



一、毎朝、鏡を見ろ(目ヤニ、鼻毛、ヒョロッと伸びた1本ヒゲなど)



一、自分で面白いと思っているギャグでも通用しないことを自覚せよ
(ウケたとしてもそれは、年寄りに対するただのいたわりである)



一、おおいに泣け
  (年をとってゆるくなった涙腺、
   これははばからずに大いに感動して泣いてもよい)



一、IT全般に好奇心を持て
  (せっかくこの便利な時代に生きている喜びを享受しよう)



一、ウォーキング、筋トレ、ストレッチは、むりせず続けろ
  (ニシグチの住まいは8階、1日1回は、階段で)



一、「どっこいしょ」などは声に出すな
  (ついつい言ってしまうが、心で唱える訓練を)



一、誘われるより誘え
  (誘われるのを待つより誘うほうが、
   人生 2倍しんどいが10倍楽しい)



一、できる限り本音で話せ
  (若いときは、反発を考えて本音で話せなかったことも
   せっかく年をとったのだから、ほとんど本音で話せるはず)



一、ひとりごとを言うな
  (なぜか年寄りは、頭で考えていることを
   だれも聞いてないのに実況中継してしまう)   



一、健康診断は、必ず受けろ
  (この時代、早期発見で大概の病気は治る。
   「ガンになったときは、そのときや」なんてのは、もってのほか)


一、新しい歌を覚えろ
 (カラオケでレパートリーが増えるのは、
  おおいに右脳が刺激されてアンチエイジングにいいらしい)
  


一、子供にでも「ごめんなさい」「ありがとう」を言え
  (子を持って知る親心、子を持って忘れる子の心)



一、一日中笑え
  (若いイケメンや娘は、ツンとしていてもそれなりの魅力はあるが、
   年寄りは唯一、笑顔だけが似合うのだ)



一、恋をしろ
  (異性にドキドキ、コラーゲンより効果絶大!)

    ♪命短し、恋せよオヤジ♪



草刈正雄、ピーター、吉 幾三、プーチン(ロシアの還暦?)他 
世界中のわが同級生よ、
まだまだ若いやつらに負けんとこな〜           
                 

                 ♪ガッツだぜ〜♪