サラリーマン諸君、暴れようぜ!

いままで多くのサラリーマンを見てきて、
かなりのパーセンテージで「こぢんまり組」が多い。
もちろんスケールのでっかい、
ニシグチがあこがれすら抱くような
人ともたくさん出会ってきましたが、、、 



一般的に
「サラリーマンは、自由がきかない。
 自分が思い切った企画を考えても、
 雇われているから冒険できない」
と言われているが、
これは、大間違いである。
全く逆なのだ。



「ニシグチ的考察」で解いてみようと思う。 


  
実はニシグチ、23才で脱サラして
好き勝手に生きてきたわけであります。
会社を辞める時、親父に
「自分の思うように仕事がしたい」と
セリフをはいて独立しました。



だから当時、ニシグチも
「サラリーマンは、思い切った仕事ができない」
と思っていたのです。



ところが、
一人規模の商売人であれ
小規模の団体や零細企業では、
いいアイデアを思いついてもリスクが伴えば
なかなか冒険できないのが現実なんです。



なぜなら、失敗すればたちまち社長は、自分の家、土地がとられたり
会社がつぶれて、従業員が失業したりの危険性があるです。
(ちなみに、ニシグチはやりたい放題してきたので
 家族や社員にヒヤヒヤさせっぱなしで迷惑かけてきましたが、、、)



大企業のサラリーマンは、どうでしょう。
自分の企画がたとえ失敗に終わっても
自分の家や土地をとられる事はないわけです。
自分の家族の生活は基本的に守れるのである。
いわゆる、セーフティーネットが敷かれているのだ。



「政治家が、政党に所属するのは
 自分の政策を実現するため」


    であるように


「サラリーマンであることは、
 企業という力(資本力)で
 自分が本当にしたい仕事に挑戦するため」


    であるはずじゃないでしょうか。



と言いながらも、
理屈はその通りだけど、現実問題として
今、この国の企業風土は、
「失敗しても少々のリスクがあっても、どんどん挑戦しよう」
とはいってくれない空気があります。



特にお役人や金融機関のサラリーマン。
彼らの発することばの中には、いつも
「加齢臭」よりくさい「保身臭」が漂っているのである。



閉塞感が充満している今こそ、
サラリーマンは思いっきり暴れ、
経営者は、暴れん坊サラリーマンが育つ
風土造りをする時、じゃないでしょうか。



少し話がそれるかも知れませんが、
このたび、ノーベル化学賞を受賞した
鈴木章教授や根岸英一教授は
本当にいい顔をしていたと思いませんか。



いわゆるサラリーマンでもある両教授、
数十年、本当にやりたい仕事で
思いっきり暴れまわってきた
やんちゃ坊主の顔にニシグチには見えました。
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