『男のプライドって食えないよねえ』
●その一 <ニシグチの場合>
コーヒー大好きなニシグチ(見かけによらずこだわり派)が
「なかなかいけるやん」って思える喫茶店を最近新たに見つけました。
コーヒーのお代わりサービスや値段を聞きたいと思った時、
女性なら「コーヒーのお代わり、いくらですか?」って普通に聞きます。
思惑より高ければ「じゃあ結構です」って普通に言えます。
で、くだんの喫茶店では、
ニシグチ「コーヒーのお代わりいくらですか?」
店員「同じ価格で、350円です」
「今日は時間がないのでけっこうですが、ゆっくり出来る時は頂きます」
ああぁぁぁ、ナ・サ・ケ・ナァ!!
●その二 <SO−KEN事務局長 トミナガの場合>
「今さら聞けない・・・」コーナーhttp://archive.mag2.com/0000148634/index.html
を担当しているSO−KEN事務局長 トミナガの事です。
ニシグチにとって、トミナガはなくてはならないパートナーです。
どこがいいのか。
それは、はやとちり常習犯ニシグチのミスを持ち前の確認ぐせで
いつもフォローしてくれます。
そんなトミナガだから自動販売機で大好きな缶コーヒーを買った時、
釣り銭をとった後も何回か確認するはずです。
ところが先日、自販機のそばに若い娘さんがいました。
その時トミナガは、さっと釣り銭をとったあと
なんと確認をせずにその場を過ぎ去ったのです。
30年も彼のそばにいるニシグチが、
そのシーンを見逃すはずがありません。
トミナガの深層心理が手に取るようにわかるのです。
「この人、釣り銭の取り忘れがないかを
確かめるために何回も指を突っ込んではるんや」
ってそばの若い娘に見透かされるのがいややったんや。
理解できるニシグチも
ああぁぁぁ、ナ・サ・ケ・ナァ!!
●その三<ニシグチの親父の場合・これは食えるゾ>
おふくろ「カズノリ、このビンのフタ固いねん。開けてぇや」
こんな事を頼まれる時に限って手が離せない仕事をしていることが多い。
そばで親父がのんびり「水戸黄門」を見ている。
なんとか親父にその用事を押しつけたい。
がしかし、ストレートに
「オカンがなんか言うてるん、やったってぇや」
と言っても
「水戸黄門」に浸りきっているおやじには、通用しません。
しかしながら、親父の性格を知り尽くしている
ニシグチにとっては、たやすいことです。
ニシグチ「オカン、あとにしてや。
オヤジに言うてもアカンで。
とてもやないけどオヤジの
力では絶対に開けへんから」
オヤジ 「おまえら何をごちゃごちゃ言うてんねん。
そのビンちょっとこっちに持ってこんかい」
かくして、ビンのふたと格闘10分。
顔真っ赤にして、額に青筋立てて
「どや。開いたぞ!」
その時既に「水戸黄門」は、助さんが「印籠」出して
一件落着してしまっていました。
27年前に亡くなった、
愛すべきオヤジのプライドでした。