♪人間なんてラ・ラーラ・ラ・ラ・ラ・ラーラ・ラー♪

♪人間なんてラ・ラーラ・ラ・ラ・ラ・ラーラ・ラー♪
           吉田拓郎 「人間なんて」



人間なんてえのは、本当に面白い性をもっているもんだ。
その一つに
「共通の敵ができれば仲がよくなる」だ。


ニシグチには、姉60才と母83才(マンション二人暮らし)がいる。
ありがたいことに彼女たちの住まいが事務所の近くなので
毎日、昼飯をゴチっている次第です。



実は、その彼女たちの人間関係が
11月末頃、かなり厳しい冷戦状態に突入してしまったのです。
お互い、全く口を聞こうとしません。
ニシグチの昼飯代にも関わる問題に発展したら、
エライことです。



原因は、聞いたけど思い出せないくらい
つまらない事だったと思います。



二人ともニシグチとは正反対の気性で
(軟弱な性格のニシグチは、自分が悪くないと思っていても
 すぐに謝ってしまうのです)
歩み寄る気配は全くありません。
嫁姑ならぬ母娘戦争です。



そんな折り、年の瀬も押し詰まったクリスマスの翌日、
1日遅れのサンタさんがマンションの階上から
舞い降りてくれたのです。



ピアノの音がうるさいとクレームが入ったのです。
ピアノ教師である姉家族にとっては、大変な事件です。



姉「夜の9時までなら、ピアノOKというルールだったので
  このマンション買ったのに、、、」
母「ほんまや。きっと音楽のセンスがゼロで、
  理解でけへんのや。
  ひょっとしたらあの人、こどもの頃 ピアノ習わせて
  もらわれへんかったんとちゃうか」



まあ、二人で仲良く言いたい放題、言うとります。
あっという間に1ヶ月分以上のコミュニケーションです。



おいっ、こないだからのケンカはどうなったんや!
共通の敵を得た大阪のおばはんの結束力は、恐るべしです。



ここで話しが終わらないのが「それなり考」。



こんな性をもった人間だから過去たくさんの
悲劇を作り出しているのも現実です。



パールハーバー」や「9.11」で国が一つになった結果、
数十万、数百万人の犠牲者がでたのも史実です。



『共通の敵ができれば仲がよくなる』
この避けることができない人間の性を
なんとか平和利用できないか。



こんな事をまじめに考えながら、
ニシグチの2010年は、スタートしました。



本年も「それなりに考じ」させて頂きます。