『子連れ専用車両』
地下鉄で「女性専用車両」ができて久しい。
導入当時からニシグチは大賛成でした。
理由は、
女性は、痴漢に遭わない。
男性は、痴漢が出来ない。(いや、痴漢の疑いがかからない)
どちらも安心して乗車できるんです。
そしてこの度、ニシグチは新たに「子連れ専用」を考案しました。
先日、地下鉄でこんなシーンに出会った。
時間帯は、朝のラッシュアワー。
2才ぐらいの女の子がぐずっている。
サラリーマン風の父親らしきが、
一生懸命なだめている。
まわりの乗客は「こんな時間に子供を乗せるな」
って表情が読みとれる。
いかにも迷惑そうだ。
父親は、まわりに気を遣いながら
寒い朝なのに額に汗してあやしてるが、
娘の方はますます大声で泣き出す始末だ。
そんな経験が無くもないニシグチとしては、
娘の泣き声は全然気にならないが
そのお父さんの気持ちをおもんばかって
ひやひやしているのです。
そんな時です。
情況に対して、手も足も出ないニシグチを尻目に
お助けウーマンの登場です。
かつて何人もの子育てをしてきたであろう、
いかにも優しいまなざしの初老のご婦人です。
「なんと言うことでしょう」(*大改造!劇的ビフォーアフター 、風に)
ものの数分で女の子は、
婦人の腕の中で笑っているでは、
「アーリマセンカ」。(*吉本興業 チャーリー浜、風に)
で、「子連れ専用車両」です。
http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/60/0000599060/61/img213a8142zik4zj.jpeg
女性専用車両は、男子禁制ですが、
こちら「子連れ専用車両」は
以外の人も乗車できる、とします。
じゃあ、どこが子連れ専用車両かというと
子供が泣き叫ぼうが、
おむつのなかのウンチ臭が漂おうが
ドンマイの人ならどうぞ!ってことにするんです。
先ほどの婦人や「大阪のでしゃやきオバチャン」なんかが
困っているお父さんを応援。
なんともいい雰囲気じゃないですか。
車内に暖かいコミュニティーが一丁できあがりだ。
大袈裟ですが、これこそ
「予算がかからない子育て支援だ!」
と自画自賛のニシグチでした。