「人生の達人」

 〜自分の事として〜

ニシグチは常々、「人生の達人」なりたいと
心から思っています。



ガン告知を受けた人によくあることですが、
それまでの人生を真剣に振り返って
残りの人生をより有意義に、より大切にすごそうとします。


そして、その通りの人生を1日たりとも無駄にしないで
生きているのです。



そして彼らは、
「ガンになったことで
今までに見えなかったものが見え、
感じなかった事が感じられるようになった」
と口を揃えていうのだ。



人って言うのは、
なにか大きな出来事が自分に起こらなければ
決断したり、習慣を変えたり出来ないのか。



「タバコをやめなければ、肺ガンになりますよ!」
と医者に言われなければやめられない、とか。



健康のため痩せようと常々思っていても
なかなかダイエット出来ない男に
彼女が出来て「痩せて!」の一言で、
1ヶ月15Kg痩せた、とか。



キーワードは、「自分に何かが降りかかる」
ってことです。



そして、ここに「人生の達人」になるヒントを
ニシグチは、発見したんです。



たとえば、本を読んだり
映画を観たり
又、目の前の多くの縁ある人との出会いがあったりで
日常、結構たくさんの人生にふれています。



その時、「ああ、面白かった!」
だけでは、だめなんです。



それぞれの人生(ちょっとした経験であっても)
を「自分に降りかかった」「自分のこと」として
感じることが出来るかどうかが
大きな分かれ目になると思います。



「人生の達人」に慣れるかどうかの決定的な条件です。




「ニシグチの大発見」の様に書きましたが、
よ〜く考えてみますと、
元々、そんな人の事を、
人格者、
賢者、
センスのいい人、
教養のある人って、
言うんでしょうね。