『幸せの閾値(イキチ)』

「『幸せの閾値』を低くすることが幸せの大きさだと私は思います」 
    
おくりびと」の脚本家 小山薫堂がNHK「この人にトキメキ」で語っていた。



大辞林によると
「『閾値』(イキチ)とは、
生体に興奮を引き起こさせるのに
必要な最小の刺激の強さの値」
            とあります。



小山氏の考え方はこうだ。
『幸せの閾値』とは、人が幸福を感じる範囲の下限である。
同じ刺激を受けても、なんとも思わない人より
それに感激又は感動した方が幸せだ。



今は、ニシグチもその考えを全面に肯定する。

なぜ「今は」としたのか。



ニシグチがうんと若い頃、年配者がよく言う
「上を見たらきりがない。夢みたいなこと考えんと
 現状で満足せなあかんよ」
こんな考え方に真っ向反発していた。



「現状で満足してたら全然成長せえへんがな。
 『夢を持て!』って子供に言われへんがな」



 ざっとこんな論調で反発していた記憶がある。



反発しながらもどこかで、現状満足論(あえてこう表現します)
も否定しきれないニシグチがいたのを思い出します。



以来、ニシグチの「決着つけなければならないテーマ」
のひとつにこの矛盾が入り込んできたのである。



いずれ、一冊の本にしてしっかりと
解き明かしてみようと思ってます。



以下の言葉をいっしょに考えませんか。



●欲しがりません。勝つまでは。 大日本帝国公報


●仏教の「自力」と「他力」。
 (「生きる」と「生かされている」)


アメリカ型(自由競争)とスエーデン型(社会福祉型)


●「現状に満足するようになったら
  その時はバットを置く時です」イチロー


●「夢は叶う」ドリームズ・カム・トゥルー


●「幸せ」とは、「成る」のではなく、「気づく」ものである。


●「すべての人に心からありがとう」
  と本音で言える自分になって、
  人生の終着駅を迎えたい  ニシグチ