『この国ってやつは』

介護報酬が次年度から上がる事になっているらしい。
平均約3%程度のアップ率だそうだ。



国は、
「今回の報酬改定で常勤介護職員の賃金は平均月2万円増え、
現在約120万人の介護職員が10万人程度増える」としていたが、、、、。



ニシグチ知人の介護関連経営者は
「賃金アップに関しては不可能な数字だ」と断言している。
現場に携わっている人にとってせいぜい月数千円といったところだろう。



ただし介護職に人材が流れてくるのは、違う意味で正しいかも知れない。



ニシグチが心配しているのは、そこなんです。


というのは、派遣労働者がどんどん切り捨てられている現状がある。
正規雇用まで厳しくなってきている。



結果、介護業界にかなりの労働力が流れて来そうな気配である。



なにも「報酬が上がったから」ではないと思う。



「派遣切り」こんな言葉をマスコミで機関銃の様に騒げば騒ぐほど
この情況にあまえて、国は介護報酬の上げ幅をこれからも抑えて来るのだ。



今までのこの国の「やり口」を見ていればどうもそんな気がする。



ニシグチの専門である葬儀業界の広告に実によく似ている「やり口」なのだ。

●低価格をうたい文句にしている葬儀社:
  「家族葬、15万円でできます」(※別料金が多額に発生する)

厚生労働省
  「次年度より介護報酬、アップします」(確かにアップには違いないが、、、)


どちらも「ウソは付いていないが???」程度の表現なのでる。



しかも今回の不況風が、介護報酬をあまり上げなくっても
「ちゃんと介護業界に人材が流れてきいるでしょ」と
国の言い分が整っているのです。



まったくこの国ってやつは、、、、